実際にダイヤを組む方法を紹介していきます。
今回の舞台は単線で3駅のみのミニ路線。
目標は以下の通り。
- 炭坑前から製鉄所まで石炭を運ぶ
- 炭坑前~製鉄所間に旅客列車を運行する
今回は
うんたん運炭をテーマにしていますが、資材や他の資源でも同じこと。
貨物列車を設定する
鉄道で資材を輸送するためには
貨物列車が必要です。
貨物列車は動力となる
機関車と貨物を運ぶ
貨車によって編成が組まれます。
貨車には動力が無いため単独では走れず、動力のある機関車には貨物を積むことが出来ません。
その代り、異なる種類の貨車を繋いで同時に輸送したり、編成を組み替えて輸送内容を変えることが出来ます。
今回は石炭の輸送を行うため、石炭の貨車(石炭車)を選択。
4両つないだため、一度に8個輸送可能です。
【こぼれ話】
農産用と水産用の貨車は色違いの
有蓋車なのですが、何故か別な資源を積むことはできません。
かつては鮮魚の輸送のために
冷蔵車という貨車があったみたいですが、1980年代には全廃。
現在は農産物も水産物の鉄道輸送は
コンテナがメインです。
A列車でも資材・農産・水産を同じコンテナ車で運べれば、効率のいい輸送が出来たのですが……。
というわけで、貨物列車のダイヤを設定します。
炭坑が2軒で生産量は20個/日、一方で製鉄所も2軒で消費量は17.2個。
とりあえず、1日16個石炭を輸送することにします。
前述の通り、この列車は石炭車を4両繋いだため1往復あたりの輸送量は8個。
2往復すればちょうどいい輸送量になります。
炭坑前駅2番線に発着、途中の住宅地駅は通過。
試しに炭坑前駅の発車条件を「
0:00から
1時間毎に
1回」に設定してみました。
その結果、製鉄所まで往復して戻ってきたのが1:08。
戻ってきて再び石炭を積むのにかかる時間を考えると、
「
1時間20分毎に
2回」にするとちょうどいいみたいです。
ちなみに発車時刻は何時でもいいのですが、とりあえず0時発のままにしておきます。
注意事項としては、折り返す駅の進行設定をしておくこと。
進行方向は「折り返し」か向きを指定して、方向転換時に「機回し」を行うこと。
機関車は先頭で貨物を引っ張るのは得意ですが、逆に貨車を推す(推進運転)は苦手。
ゲーム内でも、推進運転にすると速度が超低速になってしまいます。
そこで、機回しを行って機関車を先頭にする必要があるのですが……。
ここで進行方向が直進だと機回しが行われずに進んでしまい、
その後すぐに折り返すため、結局推進運転になってしまいます。
機回しをする以外だと、デルタ線や終端ループ線を使っても向きを調整できます。
ただし、ご覧の通りかなりのスペースを必要とするため、素直に機回し設定をした方がいいです。
というか
機回し線もないのにどうやって機回しをおこなってるのか……。
旅客列車を設定する
貨物列車に続いて、炭鉱や製鉄所へ向かう通勤客のために旅客列車を設定します。
基本的に旅客列車は朝・夕~夜にかけて乗客が多いですが、昼間は少な目。
0時以降の深夜や6時以前の早朝はほとんど乗客が乗りません。
今回は6時~23時くらいに運行することを考えてみます。
営業時間を設定して0時~6時まで運休することもできますが、
この場合、運休の時間から次の停車駅まで回送された後、営業時刻になるまで停車します。
この時、停車した駅が貨物列車の通る駅だと運行の邪魔になってしまいます。
炭坑前駅の1番線には貨物列車が来ないため、夜間はここに待機するよう設定します。
炭坑前駅の発車条件を「
6:00から
1時間毎に
1回」に設定。
旅客列車に使用した列車は性能がいいため、住宅地駅に10分停車しても戻ってくるのが1時間15分後。
余裕を持って、運行間隔を
1時間30分に設定。
「
6:00から
1時間30分毎に
12回」運行。
終電が炭坑前駅に着くのが23:45になるため、貨物列車の運行に支障が出ることなく運転できるようになりました。
最後に1日様子を見て、問題が無いことを確認。
基本的に、1本追加する毎に1日様子を見て確認、それを繰り返してダイヤを完成させていけば安全です。
お詫び
更にもう1本旅客列車を増やして、単線行き違いダイヤの開設を行う予定でしたが、
予想以上に記事が長くなったため、別な機会に行います。
べ、別に行き違いダイヤが組めなかった訳じゃないんだからね//