コンストラクションにて図のような路線を作ってみました。
全線複線で、全ての駅にホームが2つずつあります。
今回は、この路線を舞台に複線のダイヤ作成を紹介していきます。
基本ダイヤを組む
まず最初に、ポイントや駅の進行設定を行います。
今回は複線で分岐も無いため、折り返し部分の設定のみ。
ルート設定が完了したら、とりあえず片方の駅の発車時刻を設定します。
現在時刻が9:00なので、キリよく10:00発車に設定。
そして、そのまま電車が駅に到着するのを待ちます。
10:00に志賀駅を発車した電車は、11:45に終点の若月駅に到着するみたいです。
余裕を持たせて、12:00に発車するようにしましょう。
今回は1時間間隔で運行することにしました。
こうすることでどの列車も発車時刻が毎時0分となり、管理がしやすくなります。
複線で各駅の停車駅が10分のままの場合、最大で20分間隔まで増便できます。
ただし、現状そこまで増便しても利用者が見込めないため、とりあえず毎時1本で十分でしょう。
若月駅から志賀駅に戻ってくるのが13:45。
こちらも1時間毎に発車するように設定。
これで基本運行パターンが完成。
このように一定の間隔で周期的に運行されるダイヤを
パターンダイヤと言います。
パターンダイヤを作り運行間隔を一定にすることで、ダイヤを管理しやすくなります。
車庫への回送を行う場合、パターン化は必須となります。
基本パターンが完成したら、列車名と路線色を設定しておくと管理しやすいです。
今回は、
志賀と
若月を結ぶ路線なので
志若線-普通と命名。読み方は知らない。
列車を増やそう
往復の所要時間が4時間、運行間隔が1時間。
この場合、4編成を運行させればちょうどいい計算になります。
これより少ないと電車が来ない時間があったり、逆に電車が詰まることがあります。
というわけで、3編成を追加購入。
電車を購入したら、先ほどダイヤを設定した列車を選択し、複写を選択。
運行計画と名前・路線色を選択し、新たに購入した電車にチェックを入れます。
それから決定をクリックすれば、同じ設定が複写されます。
10:07。
先程設定した電車が志賀駅を発車したのを確認して、次の電車を投入。
こうやって電車が発車する毎に電車を投入していきます。
こうすれば、電車は正面衝突することなく運行を開始していきます。
ただ、人によってはこれすら面倒に思うかもしれません……。
また、間違って電車が発車する前に車両を配置すると正面衝突します。
というわけで、ここで提案するのがこちらの設定。
もっと簡単な複線ダイヤ
折り返し駅の手前の駅(今回は久保駅)で発車時刻を設定。
折り返し駅は停車時間10分のままで問題ありません。
久保駅の停車設定が完了したら、他の電車に運行設定を複写。
そして、久保駅にどんどん電車を送り込みます。
当然電車が詰まりますが、1時間間隔で発車されるためそのうちなんとかなります。
この方法の場合、久保駅の繰り返し設定を変えるだけで運行間隔を変えられるのがメリット。
停車時間が10分のままの場合、20分間隔まで増発できます。
また、キャパシティ以上の列車を詰め込んでも、久保駅で詰まるだけで正面衝突を起こしません。
ただし、今回の場合既に11時発の電車が先にいるため、正面衝突を起こします。
この場合、ホームにいる電車を撤去して、久保駅手前に再設置することで対処できます。
実は折り返し駅の手前で時刻設定を行う最大のメリットはこれ。
運行停止時のリカバリーが容易。
折り返し駅のみで時刻設定をした場合は他の電車が来ないタイミングに再設置しないと運行停止しますが、
折り返し駅の手前で設定した場合、他の列車が詰まることはあってもとりあえずなんとかなります。
もっとも、他の列車に影響が出るため、車庫回送などを行う場合は使えませんが……。
以上が複線パターンダイヤの組み方。
これを基本に、次回は車庫回送のやり方を紹介します。
入出庫設定は少し面倒で中級者向けですが、これを使うことで夜間に貨物列車を走らせるなどの運用が可能になります。
乞うご期待。